令和3年度の予算については、すでにコロナ禍による220億円の税収減少や、ふるさと納税による市税流出が見込まれ、収支不足が307億円にのぼるとの厳しい見通しが示されています。そのため、「京急大師線立体交差事業Ⅰ期②工区（川崎大師駅～東門前駅の地下化）」と「ＪＲ南武線連続立体交差事業における都市計画決定」について、再検討する方向が示されました。
公明党は「事業の中止、延期、凍結等を危惧する声が多数あることから、社会変化や経済動向を踏まえ、コストや事業手法の見直し等で、今の計画をより良いものへ変える検討をすべき」と質問しました。
藤倉副市長は「市民の思いも大きいと認識」「丁寧に検討を進める」と約束しました。

　 　現在予定されている、等々力緑地再編整備実施計画の改訂については、コロナ禍による「新たな日常」という視点を加えた検討が必要となりました。
そこで、令和元年の台風被害を教訓とした対策強化、川崎フロンターレのホームグラウンドとしてふさわしい陸上競技場への改築、多くの利用者から指摘のあるアクセス改善や駐車場不足などについてただしました。
市長は「安全・安心で魅力あふれる公園や効率的・効果的な施設運営等の実現に向けて取り組む」と答弁ました。

　市は「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」を策定し、2050年脱炭素社会に向けたビジョンを示しました。二酸化炭素の部門別排出量で家庭・業務部門の最大の事業者である市役所では、さらなるスピード感を持った改革が必要と訴え、「区役所庁舎および学校でのＬＥＤ化の推進」を求めました。
市は「令和2・3年度でモデル事業を実施し、その効果を検証した後に、令和4年度以降の全庁的な導入に向けて取り組みを推進する」と答えました。

　川崎市で新型コロナウイルス感染症の発生が確認された令和2年3月12日以降に、定期予防接種をしないまま期間が過ぎてしまった子どもと高齢者について、令和2年12月31日までとなっていた接種期間が再延長されます。
(1)子どもの予防接種は令和4年5月31日まで延長。
(2)高齢者の肺炎球菌予防接種は令和3年5月31日まで延長。
申込書を郵送で〒210-8577健康福祉局感染症対策課へ送ることで申し込めます。

　　【問い合わせ先】　TEL：044－200－0142
　　　　予防接種コールセンター