公明市議会ニュース 平成29年 第86号
平成29年第1回定例会 代表質問
希望がゆきわたる“かわさき”に ―成長と分配の好循環を―
代表質問に立つ花輪議員
公明党の花輪孝一議員は2月7日、党川崎市議団の代表質問に立ち、市から提出された諸議案および市政全般に関する25項目のテーマを取り上げ、質問しました。
その主な内容を紹介します。
公明党の主張が新年度予算の随所に反映
川崎市の新年度予算には、待機児童対策や小児医療費助成の拡充、中学校完全給食の実施など、公明党が従来から粘り強く推進し、市民生活に直結した施策が大きく前進しました。
しかし、今まで県費で支払われてきた教職員の給与等が新年度から市費に移管されるなど、義務的経費はますます増大し、将来のために積み上げてきた減債基金からの借り入れは185億円も計上され、大変に厳しい財政状況になっています。
行財政改革を力強く推進し、本市の強みである産業振興を更に推進するよう強く求めました。
川崎臨海部の事業が大きく前進
ライフサイエンスや環境分野の研究機関等が集積する川崎臨海部の「キングスカイフロント」は、残っていた用地の譲渡先も決定し、ほぼ100%の誘致が成功しました。
その中で、公明党は最先端医療の開発成果を社会に還元する仕組みづくりが必要であると主張。
民間企業と慶応義塾大学が連携して再生医療分野の臨床試験を行う先進医療専門病院が整備される事が明らかになりました。
誰もが安心して暮らせる地域に
公明党川崎市議団では、高齢者をはじめ誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。代表質問では、市内各区・地域で実情に合わせた取り組みが必要であると指摘しました。市からは「保健師をはじめ、専門他職種が地域に積極的に出向き、町内会・自治会など地域における多様な主体と顔の見える関係づくりをしていく」との回答を得ました。
防災・減災対策強化を!熊本地震の教訓生かせ
公明党はかねてから地域の防災力強化に向け「防災ネットワーク協議会」の各区設置を求めてきました。市長は「現在、全ての区に設置され、協議等が行われている。さらに、地域防災力の強化に取り組む」と答えました。また、熊本地震では、初動期に食料などの物資不足、要援護者や女性等に配慮したスペース確保、避難者の健康管理等に課題があったことから、本市の避難所運営マニュアルに反映するよう見直しを求めました。
市は国の指針等を参考に見直しに向けた検討を進めていることを明らかにしました。
さらに「浸水ハザードマップ」や「緊急輸送路の沿道建築物の耐震化の助成対象期間」の見直しを求めたところ、平成29年度導入に向け検討することが明らかになりました。
中学校給食の円滑実施を!
今年度、中学校給食が全校完全実施されます。
そこで、実施校における配膳時間、喫食時間等の十分な確保を求めました。教育次長は、「喫食時間を20分程度確保し、円滑な運営ができるよう行って参りたい」と答弁。食育指導での「栄養教諭や栄養士」の連携については「食育だよりや巡回指導での食育の推進を図り、小中連携や学校間のネットワーク支援活動等を活用し、推進が図られるよう取り組む」と答えました。
さらに、株式会社タニタ監修の年4回の献立提供で、給食費に対する影響については、「追加負担は想定していない。年間を通して食材費の不足が生じないよう調整する」と答えました。
奨学金制度の充実を図れ!
公明党は能力がありながら、経済的理由のため就学が困難な学生に対して、支援制度の充実を求めてきました。教育長は川崎市高等学校奨学金制度について「申請基準を満たした申請者全員への必要な予算確保を協議していく」と答弁。
さらに、ひとり親家庭への「福祉資金貸付事業」について、高校の「合格証」での対応と「私立学校の制服購入等」も対象とするよう求めたところ、こども未来局長は「平成30年度以降の入学から対象となる経費を見直すとともに、在学証明書から合格証の写しに変更するなど、実態に即した制度となるよう取り組む」と答えました。
がん対策に医療機器導入で機能強化へ
がん対策の医療機器整備と機能強化を図るため、一回の検査で全身のがん細胞(一部のがんを除く)の位置や大きさ等を調べられる装置(PET-CT装置)が、平成30年度市立病院に導入されます。
また、脳梗塞や脳出血等の脳血管疾患治療の充実を図るため、市立川崎病院と井田病院に「高度脳神経治療センター」が平成29年4月から開設されます。
歯っぴーファミリー健診事業 本年10月1日スタート!
公明党が粘り強く求めてきた妊産婦歯科検診がいよいよ実現します。若い世代への健康づくりの動機付けを図るため、妊婦とそのパートナーを対象に、歯科健診を含めた総合的な健康づくりとして「歯っぴーファミリー健診事業」が平成29年10月1日からスタートします。健診費用は妊婦、パートナーそれぞれ1回500円です。
「働く」へ向けて 最初の一歩を応援!
若者の「働く」と「働き続ける」を応援し、不安や悩みを解消する支援窓口「コネクションズかわさき」が開設。
個別相談やセミナー、職場見学、しごと体験など、いくつものプログラムを用意。若者本人ばかりでなく、保護者の相談にも対応しています。
溝ノ口駅近く 「てくのかわさき」
℡044-850-2517
(休館日:水・日・祝)
これまでの議会ニュース
内容 | ||
公明市議会ニュース 86号 | 2017年1月第1回定例会 花輪孝一議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 85号 | 2016年12月第4回定例会 田村しんいちろう議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 84号 | 2016年9月第3回定例会 浜田まさとし議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 83号 | 2016年6月第2回定例会 山田はるひこ議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 82号 | 2016年3月第1回定例会 はなわ孝一議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 81号 | 2015年12月第5回定例会 かわの忠正議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 80号 | 2015年9月第4回定例会 吉岡としすけ議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 79号 | 2015年7月第3回定例会 ぬまざわ和明議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 78号 | 2014年12月第4回定例会 岡村テル子議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 77号 | 2014年9月第3回定例会 川島まさひろ議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 76号 | 2014年7月第2回定例会 河野ゆかり議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 75号 | 2014年3月第1回定例会 はなわ孝一議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 74号 | 2013年12月第4回定例会 ごとう晶一議員の代表質問 | No.1 |
公明市議会ニュース 73号 | 2013年9月第3回定例会 田村しんいちろう議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 72号 | 2013年6月第2回定例会 浜田まさとし議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 71号 | 2013年3月第1回定例会 すがわら進議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 70号 | 2012年12月第4回定例会 かわの忠正議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 69号 | 2012年9月第3回定例会 吉岡としすけ議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 68号 | 2012年6月第2回定例会 岡村テル子議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 66号 | 2012年3月第2回定例会 岡村テル子議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 65号 | 2011年12月第5回定例会 はなわ孝一議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 64号 | 2011年12月第5回定例会 山田はるひこ議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 63号 | 2011年6月第3回定例会 ぬまざわ和明議員の代表質問 | No.1 No.2 |
公明市議会ニュース 62号 | 2011年3月第1回定例会 岩崎よしゆき議員の代表質問 | No.1 No.2 |